住まいは、自らだけではなく子供の代にも引き継がれていきます。
次の代に引き継いでいくまでに、家族が増えたり、
身内を介護するというシーンが巡ってくるのは、ごく自然なことです。
誰もが使いやすい「バリアフリーの家」はとても便利です。
高齢者になってからも住みやすい家は、誰にとっても使いやすい家であり、
それらを意識した住まいづくりや、お住まいをリフォームする時にも考えていきたいものです。
住まい方により様々なバリアフリーの選択がありますが、
家族そろって無理なく楽しい暮らしが始まる施工事例を紹介します。
高齢者にやさしい三世代住宅
九十代のおじい様の想い出がたくさん詰まったお住まいの面影を残しながら、耐震、温熱環境を整え、快適に暮らして頂ける空間へと変化させました。
八畳の仏間を中心に畳のスペースを広く確保。お客様に直接仏間に上がって頂けるように、玄関スペースに奥行きを持たせ、縁側へと繋げました。
外観は、地域の家並みに似合うように、オーソドックスな和風調に仕上げ、玄関前にはスロープと手すりを設置しました。
木の温もりと香りを感じながら暮らして頂けるように、天井、床材には出来る限り無垢材を使用しています。
三世代が末永く、健やかに日々の暮らしを営んでいただけるような、高齢者と家族にやさしいすまいが完成しました。