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第15回 大切な「重要事項説明」~その2

2009/05/14 05:11

全開は、不動産の売買契約締結前に受ける「重要事項説明」(宅地建物取引業法35条に基づく)について、十分に納得するまでしっかり説明を聞くことが大切-とお伝えしました。

続いて、「飼い主の判断に重要な影響を及ぼすことになるもの」(同法第47条、47条の2に規定)についてお話しします。

不動産業者には、この「買主の判断に重要な影響を及ぼすことになるもの」を必ず買主に説明(告知)する義務があります。少し表現が難しいのですが、具体的には下表のような事柄です。
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「購入するかどうかの判断に重要な影響を及ぼすことになるもの」の例
●隣接地などに将来、高層建物等の計画があることがわかっている場合
●土地の履歴(地盤の状況、土壌汚染などの瑕疵のの可否または可能性の有無)
●物件および周辺地の利用状況および履歴
●騒音、振動等を受動する施設などの場所および種類
●石綿の使用の有無の調査をしたかどうか
●耐震診断の有無
●建物の瑕疵があるかどうかまたは可能性の有無
●心理的嫌悪事件(自殺・殺人等)の履歴
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ただ、これらには、調査してもわからないことや判断が難しいもののあり、プロである不動産業者でも確認には苦労しています。

とはいえ、買主にとっては、自分たちの生活空間が、現在はもちろん将来においても満足できるものでなくてはなりません。ですから、購入を検討している人は自ら、業者に表のような質問をすることが必要ですし、現地へ赴き何度でも確認することが必要です。また近年は不動産業者も、売主等でしか分からない土地や建物の履歴、周辺の状況等について売主等の協力を得て”告知書”を作成して買主に渡すこともしているので、それを求めるのもいいでしょう。

取引をする際にその事柄を業者が告げないことによって、買主等が重大な不利益を被る恐れがある事項-これはまさに”重要な事項”です。賢い消費者になるためにも、よく確認してください。