滋賀らしい環境こだわり住宅(愛称:滋賀ほんまもんの家)

県内における住宅産業の活性化を進めることを目的都市、県民のニーズに沿った良質な木造住宅を供給促進するため、住宅見学会や学習会を通じてその活動にあたっています。 なかでも、地域木材や自然素材を活用した、人と環境にやさしい木造軸組住宅の生産推進をはかるため「滋賀らしい環境こだわり住宅作り手プロジェクト会議」を発足し、その構成員(14事業者)が賛助会員として県と本協議会会員で整備指針基準仕様書(案)の検討を行い、県産材を活用した木造住宅生産ネットワークの登録制度開設と運用を行っています。住宅産業活性部会はそれぞれの事業について統括および検証を行うものとしています。

滋賀らしい環境こだわり住宅とは?

「滋賀らしい環境こだわり住宅」の概要

 

◎日本の住宅は平均耐用年数が短い
◎木造住宅への消費者ニーズは9割程度と非常に高い
◎木材は人と環境にやさしい
・二酸化炭素を固定化し地球
  温暖化防止に貢献
・植林により再生産可能な
 建築材料
・シックハウス対策にも効果的
◎人の心を癒したり調温効果もあり健康的
◎戦後植林された人工林は
今後20年間で85%が伐採期を
迎える

 

住宅の発注先は会ってから決めたい人が多く、発注先を決める際には・・・

①専門家としての提案

②アフターサービス

③使用する材料の説明

④予算の工夫

を重要視するとしています。
また住宅をつくる際には、

①住宅の品質・性能

②建築費用

③設計内容

などが重要視されています。

「滋賀らしい環境こだわり住宅」とは?

滋賀県産木材を活用した良質な木造軸組住宅

◎滋賀県産木造を多用する
◎自然素材や地場産製品等を活用する
◎長期耐用性や安全性がある
◎省エネルギーやバリアフリー化に配慮する
◎人と環境へのやさしさに配慮する

地域の住宅供給関係者の連携・協働による住まいづくり

◎各自の得意分野を活かす
◎総合力を発揮する
◎地域に密着する
◎住まい手のニーズに応える

滋賀らしい環境こだわり住宅整備指針

滋賀らしい環境こだわり住宅
整備指針ダウンロード

1.指針の目的
地球温暖化、資源の濫用、廃棄物の累積といった地球規模の環境問題に関心が高まるなか、住宅においては、できる限り環境に負荷をかけず、世代を超えていつまでも愛着を持って住み続けられるような「人や環境にやさしい良質な住宅ストック」を形成することが求められている。
木材は、植林と伐採により再生産が可能であり、加工に要するエネルギーも少なく、成長の過程で二酸化炭素を吸収・固定化するほか、人の心や体を癒したり調湿効果もあることから、木造の住まいは人や環境に配慮した住宅といえる。また、地産地消※1や循環型社会の形成の観点に加え、県内の森林を適正に管理し県土の保全などの森林の多面的機能を確保していくうえで、県産材を有効に活用していくことが喫緊の課題となっており、木材消費の最も大きな市場である木造住宅産業に大きな期待が寄せられている。
一方、住宅産業や建築工法は工業化や多様化が進むなかで、木造軸組住宅は日本の気候風土に培われてきたとともに、増改築がしやすく維持管理が容易で長く住み続けられることに適した住宅であるといえる。
このため、県産材や地場産自然素材などを活用した良質な木造軸組住宅を『滋賀らしい環境こだわり住宅』と位置づけ、地域の林家・木材供給者、大工・工務店および建築設計士などの地域の木造住宅供給関係者の責任ある取り組みや連携・協働とともに、その整備を推進することが重要である。
この指針は、このような認識のもとに、『滋賀らしい環境こだわり住宅』の整備を推進するため、その住まいづくりや環境性能等の向上に向けて配慮すべき事項を定めるものである。

2.適用範囲等
この指針は、『滋賀らしい環境こだわり住宅』を主として新築する場合に、国が定める「長寿命木造住宅整備指針」を踏まえたうえで、重点的および付加して配慮すべき事項を示すものである。
なお、この指針を利用するにあたっては、地域の地理的、社会的特性を考慮して、整備の方法等を十分に検討するものとする。

3.住まい手が満足する住まいづくりを推進するにあたって配慮すべき事項
県民がより満足度の高い住まいが取得できるようにするため、以下のような措置を講じること。
(1)地域の木造住宅供給関係者の連携・協働
イ ネットワークの形成
林家・木材供給者、大工・工務店および建築設計士など地域の木造住宅供給関係者によるネットワークを形成し、『滋賀らしい環境こだわり住宅』の整備に関するノウハウの共有を図ること。

ロ 『滋賀らしい環境こだわり住宅』に関する情報等の提供
住まい手に『滋賀らしい環境こだわり住宅』に不可欠な県産材等の多用、環境への配慮、健康への配慮などの必要性や要望に応じた住まいづくりに関する情報を提供するとともに、相談しやすい体制の構築を図ること。

ハ 住まい手が住まいづくりに参加できる工夫
『滋賀らしい環境こだわり住宅』に対する理解と愛着を深めるため、勉強会の開催、住まい手による計画づくり、材料選び、部分施工、現場チェックなど、住まい手も参加する住まいづくりの工夫等を行うこと。

ニ 木の家づくりの伝統技術の尊重と継承
大工が責任を持って家づくりをする工法を尊重し、伝統技術が生み出す良さを引き出していくこと。また、将来にわたり『滋賀らしい環境こだわり住宅』が普及していくよう、家づくりの技術向上と継承および人材育成に努めること。

(2)公的支援等の対象となる住宅性能の確保
独立行政法人住宅金融支援機構と連携した民間金融機関による長期固定金利型住宅ローンや公的融資などの対象となる住宅仕様の確保に努めること。

4.『滋賀らしい環境こだわり住宅』の整備にあたって配慮すべき事項
(1)環境への配慮
循環型社会を形成するとともに、環境への負荷の軽減に配慮した木造軸組住宅とするため、以下のような環境への配慮に関する措置を講じること。
イ 滋賀県産木材等の多用
間伐材も含めた県産材や地場の自然素材を、構造材や造作材、仕上げ材等にできる限り多く使用すること。

ロ 住宅の長寿命化※2への対応
○物理的長期耐用性と安全性の確保
雨水、結露、地面からの湿気等に起因する木材の腐朽や蟻害、金物の錆、基礎コンクリートの中性化等による構造躯体等の劣化の軽減を図ること。
地震、風圧、積雪等に対する構造上の安全性を確保するとともに、火災に対する安全性の確保に努めること。
○維持保全性・更新の容易性の確保
設備配管等の交換、補修、清掃等が、構造躯体に影響を及ぼすことなく容易に行える工夫等を行うこと。
一般流通もしくは地域で供給可能な部品・部材の活用や、モデュラーコーディネーション(住宅の各部の寸法がモデュール(基準寸法)に当てはまるようにすることをいう。)の採用等に努めること。
○可変性の確保
家族構成や生活様式の変化といった使用形態の変更に伴う改修等へ容易に対応できるように、ゆとりのある大きな空間の確保、続き間にみられる複数の部屋の一体利用を可能とする工夫等の長く住み続けられる平面・断面・設備計画等を採用すること。
身体機能が低下した場合においても移動や介助がしやすいように、間取り、浴室・便所・寝室の面積、廊下・出入口の幅員、階段の安全性等の確保に努めること。

ハ省エネルギーへの対応
○断熱性等の確保
室内における冷暖房のエネルギー使用量をできる限り抑えられるように、適切な断熱性等を確保する構造とすること。
○自然エネルギーの有効活用
日照や通風を十分利用できるよう、住宅配置、平面、外構等の計画や構法を採用すること。また、太陽光や風力などの新エネルギーの活用に努めること。
○エネルギー効率のよい設備機器の使用
冷暖房、給湯等の設備機器の選定に際しては、省エネルギーに配慮した機器の採用に努めること。

ニ 資源の有効活用
建設段階及び維持管理段階において、できる限り古材やリサイクル資材、再使用や再生利用が容易となるものの活用を図るとともに、雨水等の活用、節水に配慮した機器の採用に努めること。また、建設副産物や廃棄物を抑制するよう努めるとともに、発生したものは再利用するように努めること。

(2)周囲の景観との調和への配慮
美しい琵琶湖や緑濃い山々の自然景観を守り、のどかな田園景観や集落の落ち着いたたたずまいを伝えるとともに調和のとれた魅力あるまちなみをつくるため、以下のような周囲の景観との調和への配慮に関する措置を講じること。

イ 地域の風土や景観に調和した工法、素材等の採用
地域の地形、気候、生活様式等に則し、長期にわたり良好な居住環境が維持され、経年とともに風格が備わっていくような住宅配置、形態、意匠、色彩、素材等の採用に努めるとともに、地域を特徴づける地場産素材等の活用に努めること。

ロ 周辺緑化と樹木等の保全
うるおいのある景観ならびに敷地内の微気候※3を形成するよう植栽や生垣を設置するとともに、敷地内に生育する樹木はできる限り残し、敷地内緑化に努めること。

(3)健康への配慮
住まい手が健康で快適に生活できる環境を確保するため、以下のような健康への配慮に関する措置を講じること。

イ 防露・防かびへの配慮
居室の通気・換気性を確保し、また調湿機能を持つ素材を活用すること等によって、結露やかび等の発生を防止すること。

ロ 室内空気汚染の防止※4
内装材は木材等の自然素材を多用するとともに、防腐・防蟻剤、接着剤などについても人体に有害な物質をできる限り含まないものを採用すること。


※1地産地消:地元生産・地元消費の略。地元生産されたものを地元で消費すること。
※2住宅の長寿命化:住宅をできるだけ長く使うことができるようにすること。
※3微気候:日照・日陰の違いによる温度差の変化や、地表の温度差による風向の変化等、局地的な環境変化によって生じる気象現象。
※4室内の空気汚染防止:いわゆるシックハウス対策の一つの方法を指す。

標準仕様書

■ 本仕様書の構成
・本仕様書は、大きく2つの部分に分かれており、1~16・Ⅳの項目は必須 事項、Ⅴは配慮すべき事項である。
・なお、基準仕様の項目番号は、(財)住宅金融普及協会発行の「木造住宅 工事仕様書(平成17年改定(全国版))」の仕様項目番号にあわせて表記している。



表.「滋賀らしい環境こだわり住宅」基準仕様該当項目

 木造住宅工事仕様書の項目

 「滋賀らしい環境こだわり住宅」
▼基準仕様該当項目( ●印 )

1.一般事項

2.仮設工事

3.土工事・基礎工事

4.木工事一般事項

5.木造躯体工事

6.屋根工事

 

7.断熱工事

8.造作工事

9.左官工事

 

10.内外装工事

 

11.建具工事

 

12.塗装工事

 

13.給排水設備工事

14.ガス設備工事・ガス機器等設置工事

15.電気工事

 

16.衛生設備工事・雑工事

 

 

Ⅲ.優良住宅取得支援制度工事仕様書

 

 

 

Ⅳ.バリアフリー住宅工事の仕様

 

 

Ⅴ.その他配慮すべき事項

 

※Ⅴは追加項目

標準仕様書一括ダウンロード


滋賀らしい環境こだわり住宅の最新のお知らせ

このページの先頭へ